薬疹

薬疹の多くはアレルギー性であり、その薬剤に感作されて初めて生じます。よって、まったく初めて服用した薬で薬疹を生じることはないといえます。

しかし、似たような構造を持つ薬剤にすでに感作されていた場合には初めて服用した薬で薬疹を生じることがあります。蜂に刺されたときと似た原理です。

一般的には内服服用後1~2週間して生じると考えてよいですが、薬剤性過敏症症候群という特殊な薬疹では、原因薬を内服してから平均して3週間以上たってから発症するのが特徴です。

この薬疹を生じる薬剤はほとんど決まっていて、フェニトイン、カルバマゼピン、メキシレチン、アロプリノール、ミノサイクリン、サラゾスルファピリジン、ゾニサミドなどです。3週間以上服用した後、発熱とともに紅斑をみたときは薬剤性過敏症症候群を疑います。

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